7HX+8H4V
Data:
素材: 鉄、アルミニウム、ウィンチ、モーター、バッテリー、プーリー、花火、点火システム、ドローンカメラ (2019)

花火を観る視点と心理的作用の考察のための実験。

タイトルの「7HX+8H4V」 とは、Google plus.codeによる記号である。
Google plus.codeとは世界のあらゆる場所を鳥瞰し、コード化し、相対化したものである。
花火を点火するポイントを指し示すコードは「V4H8+XH7」であり、そのコードを真逆(鏡)に書き、タイトルとしている。

昨今、Google Earth(map)に代表されるように、見下ろす視点の映像が、以前に比べてより人々に身近な存在になって来ている。しかし、2019年現在、この人工衛生からの視点は、個人がコントロールできる視点とは言えない。

ある種、国家、巨大企業などの特権的視点である。

見下ろすという身体行為を解釈するに当たり、視点の高さを3段階に分けた。

1. グローバライズされる「宇宙からの視点」(衛星からの視点)
2. 第1次世界大戦以降の「飛行機からの視点」を踏まえ、本作品を

3. 「中途半端な高さ」からの視点と称し、ドローンの視点をローカライズされた視点と設定する。

この「中途半端な高さ」という個人が存在する位置から少しだけ俯瞰に見るという行為の心理的作用(身体的作用)を

​普段、「見上げる」ことで鑑賞する花火(爆発)をどう捉えられるか。その考察のための実験装置としての作品である。​